ヨットライセンスの世界スタンダードとなっているASAヨット教育システムのご紹介

安全確保の技術

 

危険性を知る事が安全
私は嵐の時にはヨットに乗らないから、大丈夫・・・。希望と現実が異なることは、よく知られています。
ヨットは自然の力を利用するので、危険が伴います。しかし危険性を認め、その中身を知り、対応策をとることによって、安全を守ることが出来ます。安全は単なる精神で守れるのではなく、知識と技術が守ってくれるのです。シーマンシップという言葉には精神の意味は全く含まれません。英英辞典には船を安全に運航、管理するための知識と技術であると書かれています。精神主義で嵐が乗り切れるでしょうか。

落水はもっとも身近な危険
落水は嵐の時だけに起こるのではありません。ハーバーを出て50mも行かない内に、引き波で大きく揺れたヨットから、落水することがあります。ハーバー内でも、子どもが滑り落ちたことがあります。またレース中にベテランスキッパーが落水し、行方不明になることもあります。残された乗組員はパニックとなり、救助はさらに困難となります。
転覆した21フィートのヨットから投げ出され、12名中7名が帰らぬ人となりました。7名はライフジャケットを着用していませんでした。琵琶湖で起こった悲しい事故です。

落水から身を守るライフジャケット

lifejyaketライフジャケットは単に体を浮かせておくだけではありません。意識不明であっても、顔面を水上に確保することが、必要になります。そのためには14kg以上の十分な浮力と、体を上向きに保持する浮力配置が欠かせません。
ライフジャケットはビギナーが身につける物だ。そんな考えのベテランが多いようです。しかし幾多のベテランが、落水し帰らぬ事になったか、思い起こしてほしいものです。
そしてライフジャケットを着用していたために、11時間後に救助された奇跡的な事例が2009年11月に起こりました。

 

 

落水を防ぐセィフティライン 

tetherセィフティラインはヨットと体をつなぎ止める命綱です。テザー、セィフティハーネスとも呼びます。嵐の時や、夜間ではいったん落水すると救助はほとんど困難となります。波間に入り、落水者を見失うからです。ライフジャケットと共に、安全なセーリングには欠かせない装備といえます。
セィフティラインも、艇体側のフックはダブルアクション構造でないと、力がかかれば、はずれることが指摘されています。身体側のフックは、片手で解除できないと、沈没するヨットから脱出することができません。

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